蘭(あららぎ)桧笠は寛文2年(1662年)に飛騨の落辺から来た人によって技法が伝えられたもので、当時は笠の需要が多く耕地が少ない蘭の主要産業となっていました。
戦後は生活様式が変化し需要が減りましたが、現在は伝統技術による手作りの良さが見直されて妻籠宿、馬籠宿の観光客や、御嶽山の登拝者等を中心に実用笠や飾り笠として根強い人気を保っています。
蘭桧笠は、昭和57年10月21日に長野県指定伝統的工芸品に指定されました。
※令和4年11月28日(月)~令和5年3月末まで、桧笠の家(売店)は冬期休業となります。隣接する工場は、冬期期間中も平日の午前中は営業しておりますので、コースター作り体験・笠の発注などのお問い合わせは工場までお願いいたします。
工場:0264-58-2664